ビジネス数字実務能力検定に出題されるおもな内容を抜粋して紹介していきます。
黒字倒産とは、会社が黒字にもかかわらず、倒産してしまうことです。
黒字は、利益があること、すなわち、儲かっているということです。
「儲かっているのに倒産した」
これが、黒字倒産です。
経営分析は、会社の「健康診断」を行うことです。つまり、健康診断をイメージすれば、経営分析がイメージしやすいというわけです。病気の早期発見には、定期的に健康診断を受けている人も多いはずです。経営分析も同じです。「会社の利益が思うように出なかったり、資金繰りが円滑にできない」経営改善が必要なところを治すためにの「正しい処方箋」を出すことが、経営分析というわけです。
決算書は、客観的に会社の経営実態を表します。このため、会社の問題点や改善点、あるいは、優れているところを冷静に知ることができます。決算書は、会社の「成績表」であり、経営実態を知ることができるデータ表です。
採算性とは、収支トントンのことです。
つまり、利益がプラスでもマイナスでもなく、ちょうどゼロの売上高を知ることです。会社は、利益を追求する以上、あらゆる場面で採算を考えなければなりません。
この「利益ゼロの売上高」のことを損益分岐点といいます。損益分岐点を知れば、いくら売れば利益が出るのか、がわかります。売上をあげるためには、まず、利益と損失の分岐点を知っておく必要がある、というわけです。それでは、身近な例で、採算性を考えてみましょう。
人件費は、社員に支払うお給料ばかりではありません。会社が負担する社会保険料や雇用保険料などの「法定福利費」さらに忘年会費用などの「厚生費」などを加えた総額になります。すなわち、社員が、より快適な環境で働くためのさまざまな支出の総額が「人件費」というわけです。
ABC分析とは、80対20の法則ともいわれます。ざっくり言えば、売上高の80%は、わずか20%の取引先が生み出す、というものです。ABC分析とは、重要な取引を知ることができるビジネス数字です。会社には、さまざまな取引会社が存在します。
ふつう会社の規模が大きくなり、売上高の拡大とともに取引会社の数も比例して大きくなるものです。
起業したばかりの会社と歴史ある有名企業では、当然ながら取引会社の規模や数が違ってきます。
ところで、どの会社にも数ある取引会社の中でも、とくに重要なお得意様がいるものです。
お得意様とは、つまり、取引金額の多い会社のことです。
したがって、お得意様は、会社の売上高や経営に大きな影響を与えます。
ときにお得意様との取引停止や取引金額の減少によって、会社の存続が危ぶまれることさえあります。
数ある取引会社の中から、どの取引会社が重要なのか、そして、特に慎重に注意を払う必要があるのか、
を知っておきことは大切です。
この得意様を知るビジネス数字が「ABC分析」です。つぎに具体的に見ていきましょう。